「放射能が怖くてバナナが食えるか。」と言いながら、毎日バナナを食べている。フィリピンの部屋にはキッチンがないので、料理はできない。手軽に食べられるバナナは助かる。現地の最低レベルの生活を経験しないと、わからないことがあると思うので、できるだけ費用を掛けない生活をしている。食費も1日1ドル以下の貧困レベルを目標にしている。だから、バナナの値段は重要な問題である。
 フィリピンには、種類の違うバナナがいくつかあるようだ、日本でも、普通のバナナと小さなモンキーバナナが売られているが、それ以外にも、中間的な大きさのもの、まだ若い緑のバナナ、よくわからないのが、角ばったバナナだ。大きいのも小さいのもある。野性的な感じで、恐ろしげでよくわからないから手を出していなかったのだが、先日、日本で売られている普通のバナナを1kg買ったら、110ペソ(200円ぐらい)もした。12-14ぐらい房があった。日本では5房で200円弱だから、日本に比べればかなり安いが、今の生活感覚からするとかなり痛い。懲りたので、次は、角ばったバナナを買ってみた。とりあえず、中くらいの大きさのものを選んだ。やはり、13房ぐらいあったと思う。中くらいの大きさのバナナだから、多分、500gぐらいだろう。売っているしなびたおばあさんに値段を聞いたら、sevenだと言う。英語がわからないのかと思って、もう一度聞き貸したが、、sevenという。だから、どうsevenなのかと聞いても、sevenはsevenだと繰り返す。仕方がないので、50ペソの紙幣で金を払ったら、43ペソのおつりが来た。やはり、sevenだ。同じもので、値段が10分の1になるとはどういうことなのか、何か理由があるんだろうと思って、恐る恐る口にしたが、うまいとは言えないけれど、まずくもない。それなりの甘みと香りもある。となると、何か衛生管理とか、農薬使用とかそういうところに違いがあるのかもしれない。しかし、食べられることは食べられるのだから、しばらく、これを食べてみることにする。その房は食べつくしたので、今日、また朝市に行って、少し大きめの、緑色をした角ばったバナナを買った。値段を聞くと、fiveだ。もっと安くなった。緑色だから、本当は料理に使うのかもしれない。よく、油で揚げたバナナにカラメルのようなものをまぶしたのを屋台で売っている。
しかし、どうしてこんなに安いのか、第一、fiveで売って商売になるのか。いったいどうやって栽くっているのだろうか。何となく恐ろしいのだが、しばらく、食べてみることにする。
 一体、このバナナはどういうもので、どうやって作っているのか。一体なぜこんなに安いのか。誰か知っていたら教えてください。