やはり、飯は食わせた方が良い。

昨日、フィリピンの大学のFaculty developmentのためのwork shopに参加してわかったことがある。こういうWork shopの時に食事やスナックを出すことには意味がある。これは、今まで私がわからなかったことだ。

 住民参加型のエビの放流事業もそうなのだが、漁民が参加して、自ら漁業管理・資源管理をしたり、資源増殖のための活動を行う効果を実験的に確かめようとする研究を行おうとすると、どうしても住民に参加してもらわなくてはならない。私たちの研究目的や、参加型の資源管理や資源増殖努力が必要なのかを説明するために人を集める。研究途中でも、放流の効果や研究の進捗状況を住民に説明しなければならない。集まってもらって1時間か2時間説明すればよさそうなものだが、これを取りまとめてくれる現地のスタッフによれば、1日の長さが必要で、昼飯を提供し、スナックも頻繁に出さなくてはならないという。こういう飯代を研究費から出すのは大変だ。理由がきちんと説明できれば、出せないこともないのだが、けっこう手続きが面倒だ。ということで、現役の大学人だった時は、しばしば自腹で払っていた。今は、民間のNPOだから、そのあたりの自由度は高いのだが、なんで、だらだら1日もやって、昼飯まで負担しなければならないのかと、どうにかならないのかと思っていた。

 

 生活費1日1ドルを目標に、貧困生活にチャレンジしていたおかげで、今回、何故、だらだらやって昼飯まで出すのかが良く分かった。午前中に、肉まんのような中にひき肉の入った丸いパンと、ペットボトルのコーラが出て、午後にも リンゴと似たようなパンで中身が違っているものと、スプライト、昼飯は、肉料理3種と、豚肉とオクラ。インゲンのシニガン・スープ(ショウガ風味の酸っぱい味のスープ)、コーラ、デザートにフルーツをヨーグルトであえたもの、アイスクリームが出た。飲み物は例によってコーラ。実にありがたい。多分、総量で、私の現地の食事の3日分ぐらいはある。普段、何を食べてているのかというと、キッチンがないから、主食は食パン。10cm角ぐらいのを一回に3枚、イワシかサバの缶詰、野菜・果物として、バナナかアボガド(場合によってはマンゴー)を1個ずつ食べる。缶詰は、一個40ペソで、大体二日で1缶消費する。パンは、48ペソで、4日から5日で消費する。アボガドは、6個で60ペソぐらいで、バナナを最近安く買うようになったから、平均的な1日の食費は、40ペソぐらいだろう、80円から90円というところだろう。これで、1日1ドル以下は実現できるのだが、時々、携帯電話のSIMカードを買ったり、石鹸やカミソリなども買わないわけにはいかないから、ぎりぎりということになる。

 昨日は、昼飯代が完全に浮いて、腹具合としては、晩飯もいらないという感じだった(意図的に大量に食ったのだが。)。部屋に帰ったら、アボガドが一つ腐りかけていたので、あわててこれも食べた。それでも、さすがに、今日も何も食べないというわけにはいかないが、だいぶ、これで、楽になった。大量にスナックや食事を出すことにはそれなりに意味があるのだ。納得した。