台風29号PhanfoneはNew Washingtonを直撃した。経路を確認するとNew Washingtonの真上を通過している。2019年12g月25日の未明から強い雨が降り始め、当初西風であったが、明け方近くに東風にかわり、強い雨がドアと窓にたたきつけられて、水が室内に入ってきた。ベットを移動し濡れない体制を作ったが、外は時々木々が折れたり、飛んできたものがトタン屋根を解く激する激しい音がした。9時か10時ごろには激しい雨はやんだが、その後も雨は降り続けた。我が家も大きな木が倒れ掛かっていた。周りのバナナの木もすべて倒れた。研究室に向かう通路も冠水して、水煮中を歩かなければいかれない。研究室は誰かが窓を閉め忘れたらしく、そこから強風が入り天井が抜けた。町は多くの電信が倒れ、完全の停電、携帯電話もつながらない。情報的にも完全に孤立状態だった。25日は、研究室と家の周りの片づけをした。ジェッシーの家でクリスマスパーティーをすることになっていたが当然中止。電気がつながらないし飲み水も切れていたので、インスタントラーメンも作れない。夕方、ジェッシーからクリスマスのディナーだというメッセージとともに食べ物が届く、助かる。翌日26日は朝から濡れたもの洗濯。冠水した研究室への道に通路を確保していたら。学部長のヤスミンが表れて、Kaliboの空港が閉鎖されているので明日日本に帰れないと教えてくれた。Panay島ではIloiloとCaticlanの空港が使えるということだった。すぐに空港に行って交渉、Iloiloからのチケットを入手した。あわただしく荷物をまとめ、Kalibo脱出を試みるが、長距離バスが3時間待っても来ない。携帯電話がつながらないので、運転手とも連絡が取れず、状況がわからない。結局、タクシーを使ってイロイロまで移動、とりあえずヤスミンがタクシー代を払ってくれたが、4000ペソぐらいかかったようだ。Iloiloで一泊した後、Manila経由で28日帰国。慌てていたので、Manila空港の荷物検査で腕時計を紛失。まあ、無事だったからよかったか。Kalibo空港でヤスミンと多分電気の復旧には1月ぐらいかかるだろうと話したが、それでもけが人が出なくてよかったと話したが、帰国後の情報ではフィリピンでは50人ぐらいが死んだらしい。フィリピン全体としては大きな被害だ。