暇だから、ついでに東京都のデータも整理してみました。東京都のデータの問題点は、1日の検査数の変動が大きいことと、検査数が東京都の保健所が検査した人の数なのに対して、感染者数には民間で検査した結果判明した陽性者の数が含まれていることです。普通の人は、母集団が違うものを混ぜてデータとして発表しない。日本人の知力が低下しているのかもしれない。東京都が検査した人で陽性の人の数を内数として記述しておけば、データとして意味がある。金もかからずすぐでもできることなので改善してもらいたい。おそらく、現時点では民間の検査数の方が多くなっているのだと思います。だからと言って、保健所の存在に意味がないなどという言いがかりをつける人は特別な意図を持った人でしょう。

さて分かったことです。3月下旬以降検査数が急激に増えたが、現在1日平均300人前後で変動していてそれ以上増えません。0.6とか0.7という陽性率は異様に高すぎます。おそらく、陽性者のほとんどは民間の検査で発見された陽性者なのでしょう。1日300人前後が東京都の検査能力の限界なのでしょう。どんな組織にも限界があります、後は民間に依存するしかありません(図1)。移動平均なので、最近数日のデータが反映されていませんが、連休に入って検査数が減るということもなさそうです。ここ3日のデータが反映されていませんが、感染者数は低下しています。全体の流れとしては、よく頑張っています。5月1日、5月2日の165,160というデータについては、大きなトレンドとは異なる別の要因がかかわっていると考えるべきでしょう。たとえば、病院、福祉施設などの集団感染。検査した人の陽性率は急激に低下しています(図2)。民間の検査と保健所の検査で陽性率に大きな違いがあるとは思えません。民間で発見された陽性者数を含んでも陽性率が下がっているのは、市中感染が少なくなっていることを示していると思われます。

この程度のことは、専門家でなくても出来ます。行政もマスコミもアホなことばかりしていないで、このくらいのことはやってもらいたい。