女性研究者の支援にHunet ASAを活用できないかという提案です。

特に何かをするというわけではないのですが、Hunet ASAをコミュニケーション、情報の場として利用することで、女性研究者が研究しやすくなるのではないかと思うのです。

優秀な女性研究者が増えていますが、結婚や子育てなどで、研究を中断しなければならないという現実にはあまり変わりがないでしょう。もちろん、社会が子育てを支援して女性の社会進出を支援するとか、男性が育児に参加するとか、女性の両親などが子供を預かるとか、いろいろ考えられることはあるのですが、そういうことではなくて、積極的に子育ても楽しみたいという優秀な女性の研究者だっているでしょう。優秀な男性の研究者のすべてが、家庭を顧みないというわけでもありませんから。家庭も研究も両立させたいと考える研究者は女性にも男性にもいるはずです。そういう、女性研究者に対する支援の話です。
問題なのは、大学院で学位を取得して、研究職に就くと、およそ30歳ぐらいだということです。この時は適齢期でもあるし、子育てに適した年齢でもある。一方、そのくらいの年齢から、40歳ぐらいまでは、自分の研究の中心となる部分が固まってくる時期で、この時期に能力を伸ばし実績を作る研究者が多いのです。この時期に、子育てで研究が中断するのはとても痛い。数年中断すると、それを回復するだけでまた数年かかってしまう。だから、この時期に育児を誰かに代わってもらえというのは普通の発想です。そうではなくて、提案しようと思っているのは、この時期だけ研究を誰かに代わってもらって継続するという発想です。つまり、女性が出産・子育てで休職している間、誰かが変わって彼女の代わりに研究や教育を継続するという提案です。研究は個人の発想でやるものなのだから、そんなことはできないというのが普通の発想ですが、あえてその逆を考えます。彼女の発想を十分理解して、彼女の発想で研究を推進できる器用な人がいないとも限りません。こういうアイデアがいけないというのは、代わりに研究をした人は、その代わりの人の発想で研究したのだから、その人の成果になる。絶対にその成果を自分のものだと主張すると考えるからです。しかし、そういう自己主張の強くない人もいるかもしれません。十分に話し合って、彼女の発想を自分のものとして、彼女の発想で仕事をしたのだから、その成果は彼女に帰属すると考えられる人もいるでしょう。若い人は無理かもしれませんが、年取ってすでにリタイアした人ならそういうことができるかもしれません。休職中に代用職員を雇って、また元の職場に復帰するというのは、小中学校の先生ならばよくあることではないですか。小中学校の教育はマニュアル化されているから、そういうことがかのだと考えるかもしれませんが、考え方を共有すればできるかもしれません。

つまり、そういうことを試してみたい人はいませんかということです。
具体的には、そういうことをしてみたいという若い女性研究者に、Hunet ASAの会員になってもらい、どんな研究をしているのかあらかじめ登録してもらいます。発表論文の内容など、可能な限り、自分の研究内容の紹介もしてもらいます。一方、リタイヤした研究者にも同じように会員になってもらい、過去の研究内容を登録してもらいます。そのうえで、女性が子育てなどで、自分の代替研究者が必要になった時に、退職研究者の中から、代替研究者になってもらえそうな人を選び、直接交渉します。実際には、職場の雇用条件等は組織によって違いますから、どんな条件でそれが実現するかまでは、Hunet ASAとしては関わりません。ただ、そういう出会いの場を提供するということです。

案外面白いと思いませんか。経験というのは時間とともについてくるのですが、この場合は、若い時に経験という要素を自分の研究の中に取り込むことができます。もしかすると、とてもユニークで新しい研究ができるかもしれません。個人のartisticな創造としての研究という発想はもう古いかもしれません。複数の人々が連携することによって、今までにはなかった創造性が発揮されるということは十分あり得ます。

まだ、具体的に何をどのようにするかというところまで発想を詰めていません。そういうことがおもしろそうだと思う女性研究者や、退職した、あるいは、退職を控えた研究者の方々に会員になってもらって、そういうシステムを作ってもらえたらどうだろうかと思っている段階です。

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